投資の回収

私の場合の、デジカメでの1枚当たりのコストを計算してみた。計算式は
 1枚当たりのコスト=(買値 ー 売値)÷ 撮影枚数
ボディは売るものなので、すでに売った(or 壊れた)カメラだけが対象である。

ボディ

 1枚当たりのコストが高かったカメラは、
・売るのが10年遅かったとか、
・安価で人に譲ったとか、
・使いにくくてあまり撮らなかったとか、
それぞれ理由は思い当たる。逆にコストが低かったカメラは
・連射が多かったとか、
・買値より高く売れてしまったとか、
やはり理由がある。

 ほぼ単射で撮ってきたK-7やX-E1、X-T2を参考に、適当に5円/枚が私にとって基準とすべきコストということにする。今使っているα7CとX-T5も使い倒していきたい。

 仮に5年後くらいに買値の1/3くらいで売れるとしたら、そのカメラで撮るべき枚数=(買値)×(2/3)÷(5円/枚)となる。ボディを21万円で買ったとしたら、単射で2.8万枚撮らなければいけない。1年あたり5600枚。まぁそんなもんか。


レンズ

 適当に仮目標を15円/枚とする。つまり、7.5万円のレンズなら5000枚撮らないといけない。連射は除いて、平均500枚/年程度とすると10年使わねばならない。


 主要なPENTAXレンズについて、買ってからの年数に対する「買値 ー 15×撮影枚数」をプロット。明るいグリーンのラインがゼロ。

 おおむね4~7年程度で初期投資を回収完了しているが、売ったことでかろうじてゼロを切ったレンズも結構ある。なおFA31/1.8 Limitedは途中でAFモーターが壊れたが、その修理にかかった金額(忘れた)は反映していないので、本当はもう少し上がってしまう。


 同様にFUJIFILMのレンズもプロット。全体的にやばい。回収完了しているのは、一部の売ったレンズのみ。XF56/1.2 APDは減っていっているが、元が高いのでゼロになる日は来るのか。10年以内に終わりそうなのはXF35/1.4くらいのものか。XF14/2.8はもはや諦めている。

 まぁ、本当は撮影枚数で投資を回収するんじゃなくて、そのレンズでいい写真が撮れたかが重要なんだけどね。下図のようにざっくり撮影枚数と比例すると考えることにする。なお、極端に連射が多いレンズは省いた。


 どうでもいいが、売ったことで回収完了するパターンは、「レンズは買っているのではない、長期レンタルしているのだ」理論に従うと、正しい運用であると言える。なんだその理論。