レンズ雑感、第4弾。
- レンズ:smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited
- 評価:86点
Pentaxのレンズの中ではFA77だけが特別でほかはそうでもない、といいつつ、このレンズも手放すことはないように思う。
だが、あの写真はこのレンズで撮ったなぁ・・・という記憶が全然ない。見返せば、ああ、あれはこのレンズで撮った写真だったのか、と。しかし撮った瞬間に、これはいいのが撮れた!という実感がないと、次も持っていこう、となりにくいのが欠点。
それでも累計レンズ使用頻度第2位にいるのは、Pentaxのボディを使う際に、FA77の相棒として同時に持ち出すことが多かったからだろう。マウントアダプターで使うようになってからは、使用頻度は減っている実感がある。
準広角でF1.8というのはまぁ、相当寄らないとボケない。ボケは素直で、穏やかで、下品さがなく、良いのだが、ボケ量が足りないと感じることは多い。F1.4あればなぁ。
解像度が特別高いわけではないが、何となく緻密感はある。
全域で破綻のない優等生。だが、もうちょっと枠から外れて暴れてもいいんやで? なお、逆光にはあんまり強くない模様。
この前、数年ぶりに持ち出したら、出先でAFモーターのギアが壊れた。AFは効くんだけど、手で回らないし、ガリガリ異音がする。まぁ、壊れたら即修理に出したというくらいには大事にしているとは思う。
フルサイズで31mmという焦点距離(画角)は、28mmよりも35mmに近い感覚。私の中では28mmは完全に広角レンズだが、31mmはそうではない。
体を超のけぞらせれば広角、超前のめりになれば標準、といった絶妙感はある。なお、適当に構えると中途半端で使いにくいとも言う。写ルンですとほぼ同じ画角だしなぁ。
FA77とセットで持ち出すことが多いので、室内に入るとFA31の出番。ということで、見返すと食べ物の写真が結構多い。