Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-Mountを買った。
コシナのサイトを見ていると、EマウントのAPO-LANTHAR 50mm F2と、VM (Mマウント)のAPO-LANTHAR 50mm F2で、光学系が違うことに気づいてしまった。コシナはセンサーのカバーガラスの厚さによって光学系を微調整していることは知っていたが・・・全然別物やん。10枚中、最低でも7枚は変わっている。MマウントはEDガラスが3枚も減って、値段も下がっている。微調整ってレベルじゃねぇ。
それで俄然、興味がわいた。今後、Mマウントレンズが使えなくなるという未来はほぼ絶対ないので、レンズは資産!という意味ではVMの方が資産だ。しかし、性能全振りで最適化しているAPO-LANTHARだけは、そのマウント専用のものを買うべきだと思う。
私は今後、本当にEマウントを使い続けるのだろうか? 何なら、このレンズのために使い続けるのだろうか?
レンズの味=収差エフェクトに頼って写真を撮っているようじゃ、3流なのだろう。別に自分が3流なのはいいんだけど、レンズの味に頼らずにどれだけ写真づくりができるのか、挑戦してみたいと思った。
普段フィルターあり、フードなしでレンズを使うことが多い私だが、このレンズは例外的にフィルターなし、フードありで使いたいと思っている。
1回しか使っていないが、その感想としては、すごくいい。目が覚めるような写りだ。にじみのないクリアさに感動する。
F2の割に被写界深度が浅い、と言われるがそれは全然感じなかった。私はもともと毎回EVFを拡大してフォーカスを合わせるタイプだからなぁ。
このレンズは・・・かなり気に入った。
今年に入って、レンズはまだ1本目(正確にはNOKTON classic 35/1.4とDR SUMMICRON-M 50mm F2はほぼ同じレンズを買って、元々持っていた方を売ったのでプラマイゼロ扱い)。このまま今年は1本で乗り切りたい。Samyang 12mm F2やSpeedmaster 35mm F0.95などを売ったので、レンズトータルで金銭的にはほぼプラマイゼロ。・・・ボディはX-T5を買ったが。
ちなみにNOKTON classic 35mm F1.4は一時期、VM(II型)とEマウント版が両方手元にあって、同条件で撮り比べたりしたものだが、私の目では癖や解像の差は分からず、周辺減光がちょっと違う(VMの方が落ちる)かな、くらいしか感じなかった。サイトを見ても、この2本の光学系の絵は同じだったので、本当に微調整なんだと思う。ライカのボディで使うともう少し周辺減光が少ないのかもしれない。
・・・同じVoigtlanderでも、正反対の性格のレンズだな。