旅行の写真の焦点距離分析

 旅行前にどのあたりの焦点距離が必要か、分析していたが、旅行後にこれを振り返ってみた。使ったカメラ/レンズはX-T5 + XF10-24mm F4とiPhone 12 Pro。

焦点距離(35mm換算)のヒストグラム

 見ての通り、山は4つ。主にX-T5で撮った15mmと21mmと35mm、主にiPhoneで撮った26mm。ズームレンズは両端でしか撮らない人も多いが、私は21mmを意図的に選んでいることが見て取れる。

間違いなく超広角だけど、異常感はない換算21mm

 本レンズのズームリングの焦点距離指標は10, 14, 18, 24mm(換算15, 21, 27, 36mm)の4点のみであり、ファインダーを覗く前に焦点距離を合わせるとき、基本的にこのいずれかに合わせるので、個人的にちょっと苦手な18mm(換算27mm)が少ない、という見方もできそうだ。一旦18mmに合わせても構図がしっくりこず、±2, 3mmくらいはファインダーを覗きながらズームした結果、ヒストグラムの山がなだらかになっているのだろう。

迷いのある換算28mm

 iPhoneの標準レンズは広角26mm(換算)として、というよりは食べ物の写真やメモ代わりに撮ることが多い。またiPhoneの23mmはインナーカメラの自撮りだろう。

4:3から3:2にトリミングしているから、換算28mmくらいのiPhone

 総じてXF10-24mm F4は旅行に最適だった。換算35mmはやはり万能である。

使いやすい換算35mm

 換算21mmは超広角だが、強烈な引き延ばしではなく、使いやすい。換算15mmは端の方が激しく引き延ばされて不自然だが、とにかく広く、ダイナミックだ。室内でも重宝する。

異常感を覚える超広角、換算15mm

 なお、XF56mm F1.2 APDも持って行ったが、ほぼ使わなかった。

ほぼ使わなかった換算85mm