このレンズって口径食とか、絞りの形どんな感じだっけ?とよく忘れるので、自分用にまとめた。
↓のような写真を撮り、右上をトリミングして、レンズごとにF値違い、前&後ろボケでそれぞれ比較した。点光源はブレッドボードにLEDを刺しただけのもの。
なお、位置関係は全部バラバラなので、ボケのサイズは何の意味も持たない。
NOKTON 23mm F1.2 X-mount:絞り12枚
口径食はかなり激しい。絞ったらカクカク。絞りは何とかしてほしい。その代わり、光源の光芒はかなり出る。
FUJINON XF35mm F1.4:絞り7枚
後ろボケの口径食はほどほど。前ボケの方が口径食が大きい。F2あたりはいいが、F2.8以上はちょっとカクカク。
FUJINON XF56mm F1.2 APD:絞り7枚
後ろボケの口径食は酷くはない。前ボケはけっこうある。絞りはカクカク。
7Artisans 35mm F1.2 X-mount:絞り9枚
後ろボケには口径食は見えないが、これはコマ収差か? 前ボケは口径食があるが、F2くらいで収まるし、F1.4あたりでも許容範囲内。絞り値によらず、ほぼ円形を保つ。7Artisansにできて、なぜコシナにはこれができないのか。
Sonnar 50mm F1.5 C-mount:絞り11枚
後ろボケの口径食はかなりある。というかコマ収差かも。また絞りバネはあまり見ない形状で、F値次第ではほぼ円形になるところもあるが、多くのF値でボケの周りがウニのようにとげとげになる。
NOKTON classic 35mm F1.4 II MC VM:絞り10枚
口径食は酷くはない割に、周辺減光は大きいのだが、これ如何に。開放ではボケに明るい縁取りが出る。絞るとカクカク。・・・もしかしてclassic感をだすためにカクカクにしているのか?とか嫌味を言いたくなる。でも好き。
NOKTON 50mm F1 VM:絞り12枚
口径食は相当激しいが、超大口径だから不平は言わない。2段絞ってF2にしても前ボケは欠ける。Voigtlanderの割には、絞ってもカクカクしにくい。良い。
LOMOGON 32mm F2.5 K-mount
すべてのF値で完全円形絞りだが、F値は暗いし、口径食は激しいので、イルミネーションなどに活躍するわけでもない。
smc FA35mm F2:絞り6枚
口径食はほどほどだが、絞ると見事に六角形。このレンズの大きな不満点。HD版になっても六角形のままだったはず。
smc FA135mm F2.8:絞り9枚
口径食は酷いわけではないが、135mmにしては少ないとは言えないのだろう。絞るとカックカク。絞りリングも固いし、開放で使うのがいい。
smc FA31mm F1.8 Limited:絞り9枚
よくもなく、悪くもなく、普通。
smc FA77mm F1.8 Limited:絞り9枚
もうちょっと口径食が大きい印象があったが、それほど悪くない。FA35やFA135ほどではないが、絞ると角が見える。
HD FA77mm F1.8 Limited:絞り9枚
HDでは円形絞りになったので、カクカクがほぼなくなった。F4までほぼ円形を保つらしい。良い。
APO-LANTHAR 50mm F2 E-mount:絞り12枚
口径食は割とある。F2.8で完全な円形となる特殊な絞り形状だが、F2.8程度では口径食は収まらない。このレンズの数少ない弱点だ。
Planar 45mm F2 (CONTAX G) : 絞り6枚
後ろボケの口径食は案外健闘している。が、絞ると六角形がくっきり。
Sonnar 90mm F2.8 (CONTAX G) : 絞り8枚
口径食は普通。絞りは思ったよりは円形に近い。
どうでもいいけど、口径食のせいで周辺光量が落ちるのだから、周辺減光は好きだけど口径食は好きじゃない私は、両立させようとすると口径食の少ないレンズを使っておいてレタッチで周辺光量を落とすしかないのか。