さすがにレンズが増え過ぎたので、整理している。以前から、どのレンズを手放すかを考えていたが、今年に入ってからこれを実行に移している。レンズ沼からの脱却の大きな一歩である、かもしれない。
使えるレンズ本数の限界
各年に使ったレンズの数をプロット。1枚でも撮ったレンズは青線、200枚以上撮ったレンズはオレンジ線。なお昔の電子接点のないレンズは撮影データがほぼない。Tessar 50/2.8以外にも、Pentax-M 50/1.4とかRikenon 50/2とかPancolar 50/1.8とかも使っていたはずだが、全部50mmであることしか分からないので、判別が不能。
コロナ禍の2020~2021は置いておくとして、青い線はマウント母艦のα7Cを買った2022年から跳ね上がっているのがよく分かる。でも、200枚以上撮った(≒まともに使った)レンズはずっと10本前後で推移している。このことからも、愛情を注げるレンズは10本くらいで、所有本数は20本くらいが限度だと思うのだ。
ということで去年は1本買ったら1本売るペースを維持し、今年に入ってからは1本も買っていないが早くも9本売却し、25本まで絞られた。目標の20本には届いていないが、頑張った。
所有レンズマップ
残したレンズを焦点距離とF値でマッピング。広角と望遠はズームでカバーし、単焦点はほとんど中広角~中望遠しかないことがよく分かる。グリーンのエリアは、F値が明るい価値があるのは35~85mm(広めに見ても28~105mm)あたりまでである、という私の主張に基づく。そして、ほとんどのレンズがこのグリーンのエリアに入っている。
なお超小型のHeliarや、マクロのMicro-Nikkorなど一芸のあるレンズは、グリーンのエリアに入っていないからといって価値が低いわけではない。Tessarは・・・まぁ、そうね。
諸説あるが一般に、多くのユーザーは50mmを中核とした24~28, 50, 105~135mmというラインか、35mmを中核とした21~24, 35, 85mmというラインのどちらかに属すると言われる。
私のラインナップを見ると、明らかに50mmが多いが、24~28mmも105~135mmもない。それに対し、21mmと35mmと85mm付近はある。・・・実は私は後者に属するタイプだったのかも?と再発見してみたり。
残したレンズについて
以前のメインシステムであるPentaxはとうとう、FA Limitedしかなくなった。なお、FA77はsmc版とHD版の両方がある。このあたり、沼から脱却しているとはとても言えない。
今の私のメインシステムであるFujifilmは、ズーム3本と単焦点3本の素晴らしいレンズ群が残った。この6本は、今の私にとっての最適解であると思う。4000万画素対応?なにそれ?
七工匠も地味にお気に入りなので残している。
Leica Mマウントは、Summicron-M 50/2と3本のVoigtlander。RマウントのSummicron-R 50/2も残っている。
Sony EマウントはApo-Lanthar 50/2だけになった。やはりApo-Lantharだけはそのマウント専用のものを使わなければいけない。ほかはMマウントでいい。
Voigtlanderの4本は、超大口径の50/1、超高性能の50/2、超小型軽量の40/2.8、小型&大口径8枚玉の35/1.4、という焦点距離は離れていないのにそれぞれが尖りまくった盤石の沼ラインナップである。
Micro-Nikkor 55/2.8は、マクロはこれ1本しか持っていないという理由で残留。
あとは色んな時代、色んなマウントのZeissレンズ群。西独、東独、京セラ、コシナ。Sonyはないなぁ。
番外編 ボディ
Sigma DP2 Merrillも売却した。さらばFOVEON、また逢う日まで。場所を取っているだけだったPentax K-7も売却。
レンズ交換式はPentax K-1, Fujifilm X-T5, Sony α7Cの3台、コンデジ(レンズ固定式)はPentax MX-1, Fujifilm X100Tの2台が残っている。