デジカメのボディは消耗品なので、売値は落ちていくものである。これをざっくり調べたところ、売値は買値の73%からスタートし、毎年5%ずつ下がっていくようだ。
Canon, Nikon, Sony, Fujifilmから適当なミラーレスを選んだ。・・・が、Fujifilmは残価率が全体に高く、ばらつきが大きすぎるので回帰直線からは除外した。
横軸に発売からの経過年数、縦軸には買値の何%で売れるかをプロット。買値はニュースリリースでの販売予想価格、売値は現在のMAPの買取価格×1.15という条件で統一。ヤフオクなど手間をかければ、売値はあと何%かは上にシフトするだろう。
何となく「5~6年で3分の1」と思っていたのは、ちょっと悲観的すぎたか。モデルライフ途中で値上げされた製品は残価が高め、値下げされた製品は低めになる気がするので、思ったよりも残価率が高いのは、昨今の値上げラッシュのせいかもしれない。Canonは値下げされたし、その他(特にFujifilm)は値上げされた。またFujifilmは品薄商法もある。
GFX50S IIにNOKTON 35/1.2やNOKTON 50/1などを付けて、35mm判クロップで使ってみると、バランスも悪くなく、フィルムシミュレーションもあり、画質、操作性とも申し分なく良かったので、α7Cを手放すのものありかな、と思った。
でもNOKTON classic 35/1.4などの小さなレンズを付けると、あり得ないくらいダサかったので、やはりα7Cは必要だな、と思いとどまった。
それで一応、α7Cを売ったらどれくらいの値段になるかな?と調べてみたのがきっかけである。発売から4年近く経って、後継機種も出ているし、そんなもんか。やはり5年後とかに売る前提だと、モデル末期に新品で買うのは良くないな。売らずに使おう。
(おまけ)作為的な価格線図
かなり年数が経ってもSonyとFujifilmはそこその売値が残るが、NikonとCanonは急降下する。
・・・NikonとCanonはミラーレスに参入してから6年程度なので、それより先を「非線形で外挿」するのはとてもナンセンスである。ということで、結論は前述のまま。