ということで宣言通り、GF63mm F2.8を買った。いつも通りのテスト撮影地=尾道に行き、クラシックネガで撮り散らかしてきた。
本当はこのレンズは、こういう諧調を飛ばし気味のフィルムシミュレーションと相性が良くないような気はしている。今後Proviaあたりで豊かな諧調を見せる撮り方も試さないといけないだろう。
上記のHomeの主のようだ。私の手を舐めたり、頭をこすりつけまくってくる。喉と眉間を撫でてやる。目つきは悪いが、とても人懐っこい猫様だった。
猫壁画。以前来たときはなかったと思う。この写真はProviaではどうしようもなかったので、クラシックネガにずいぶん助けられている。
AFは動く猫にはまったく歯が立たなかったが、静物を撮る分にはまぁ問題ない。なお、動物認識AFのX-T5に慣れてしまっており、猫を撮る際はちょっとイラっとした。
GFX50S IIにGF63mm F2.8を合わせて約1.3kgだが、純正のストラップの出来が良くて、重さの割にあまり疲れなかった。
色収差はほぼ出ない。正確にはAPO-LANTHARと同じくらいで、意地悪するとごくわずかに出る程度。
この車、Nikon D600で撮ったときはAWBがどうしようもなかった記憶がある。まぁ、今日はマニュアルWBなので、比較はできないんだけど。
F2.8開放で↑くらい。ボケ量はちょっと物足りないが、これ以上でかいレンズは許容できないので、GFレンズはこの1本以外は今後も買わない気がする。ボケ量が欲しければFA Limitedを持ち出そう。
前後のボケ質も見てみる。APO-LANTHARと同じく諸収差はよく抑えられているが、ボケ質は何となくちょっと違う傾向かな。
気配を消して近づいたつもりだったが、薄眼を開けてこちらを見ていた。ちなみに引きで撮ると、この柵の柱が曲がっていて、レンズの歪曲収差を疑ったがそんなことはなかった。
雨の尾道は素晴らしかったのだが、途中で滑ってこけてGFX50S IIの底面を少し擦ってしまった・・・。ショックだ。覚悟を決めて、使い倒すしかない。
63mmじゃなくて60mmで良かったのに、とは思う。F2.8じゃなくて、F2.4くらいだったらなぁ、とも思う。画質は落ちていいから、あと5~10cm寄れたらなぁ、とも思う。
不満ばっかり書いているが、私としてはGFXフォーマットでAPO-LANTHAR並の性能でAFが使える、という感覚。おおむね満足している。