春先にダイソーで一番ゆるい老眼鏡(+1.0)を買ってみた。・・・本を読むときに、その威力を感じている。
DR Summicronの分解清掃時にもかなりの効果があった。ピントのばっちり合う最短距離は18cmから15cmに変化する程度だが、20~30cmのレンジでもよりはっきり見えるようになる。
まだあと何年かはアラフォーを名乗れる私だが、老眼というやつが始まったのだろう。それを自覚したとき、ああ、このままライカのレンジファインダー機を経験せずに、10年くらい経ってもっと目が悪くなってしまったら、とても後悔するのではないだろうか、と思った。
今後の人生においては、今が一番、目がいいのだろうから、今のうちに経験しておこうと決意した。
だが、ライカユーザーの友人にも相談してみたが、今はいい時期じゃないみたいだ。
今の候補はM (Typ240) かM10かM11か、それぞれのPモデルか・・・だが、あまりM10の画が好きだとは思わないので、MかM11となる。しかしMもM-Pもさすがに結構古いので、今後は故障やトラブルのリスクが付きまとう。・・・という割には売値は強気だ。まぁ、それだけ需要があるのだろう。
今後10年以上使うことを考えると、M11はいい選択肢だと思う。特に階調性とバッテリーの持ちとUSB Type-C充電が。M11-Pは結構値段差がある割に、私にとってはメリットが小さいのでパス。買うならM11無印のブラックモデルだな。だが、M11無印がもうディスコンになっているということは、今はM12の情報を待つべきだ、というのはよく分かる。
またM12とは別ラインとして、M11ベースのEVF搭載モデルが噂されている。だが、レンジファインダーが搭載されないのであれば、私はパス。だってレンジファインダーを使うことが目的だから。しかし、もしこれがX100みたいなレンジとEVFの切替式ハイブリッドファインダーを積んできたならば、それはもう行くべきだろう。その時はX100Vも手放すだろう。でもまぁ、これは望み薄かなぁ。
妄想を語るとすると、EVF搭載モデルには、レンズマウントごと繰り出して最短撮影距離を縮めるようなギミックがあると楽しい。・・・が、ロック機構などは付けるとしてもそんな可動部を作るとレンジファインダー機の命であるマウント精度を損ないかねないので、EVF専用機ならともかく、レンジ機構がある限りライカはそれをやらないだろうとは思う。
Leica M9 → M → M10 → M11がそれぞれメジャーアップデートだとすると、リリース間隔はそれぞれ3.5, 3.9, 5.0年である。2022年のM11はコロナのせいで1年遅れたと仮定すると、基本は約4年間隔。ならば次のモデルは2026年の頭だ。が、今回も5年かかって2027年にずれ込んでもおかしくはない。
待てば待つほど値上がりする気がするし、発売されても手元に来るのは数か月遅れるだろうし、今M11に飛びついてもいいかも、とも思う。しかし、ほいほい買い替えるものではないので、EVF搭載モデルの噂がもう少し聞こえてくるのは待とうと思う。それまでこの気持ちが変わっていなければ、その時また検討しよう。
幸いにしてMマウントレンズはそこそこ持っているので、とりあえずレンズは買わなくても大丈夫。NOKTONの35/1.2, 35/1.4, 50/1.0があるし、非推奨だけどDR Summicron-M 50/2もある。
もし1本だけライカレンズを買うならば、Summilux-M 50/1.4を買い足すか、NOKTON 35/1.2を手放してSummilux-M 35/1.4を買うか、のどちらかかな。APO-Summicronには興味がないし、寄れないSummicronもあまり楽しくなさそうだ。なので最短70cmでもそこそこぼかせるF1.4が欲しい。
と、捕らぬ狸の皮算用をば。
写真はすべてα7CR + NOKTON classic 35/1.4 II MC VM。このレンズだけは継続使用すること間違いなし。