FujifilmやPentaxカメラでは、電子接点のないレンズで撮った写真にも、カメラで設定した焦点距離がExifに記録されるが、レンズ名は分からない。私の知る限りSony, Nikon, Canonともに、手振れ補正のために焦点距離をカメラに入力しても、それさえも記録されない。
そこで、私はExifToolというコマンドラインツールを使って、jpgファイルのExif情報にレンズ名を追記するようにしている。数か月もたったら忘れるので、撮ったら早めに。
https://exiftool.org/
↑からダウンロードして、どこかのフォルダに展開する。
下のようなバッチファイルを、レンズごと&APS-C用とFF用(35mm換算焦点距離が異なる)にそれぞれ用意し、当該レンズで撮った写真だけの入ったフォルダでこれを実行する。これはAPS-CのPlanar 45/2 (G)の例。
@echo off set exiftool=D:\Tools\exiftool\exiftool.exe for %%A in (*.jpg) do %exiftool% -exif:FocalLength=45 -exif:FocalLengthIn35mmFormat=68 -exif:LensModel="Planar T* 45mm F2(G)" "%%A" -overwrite_original
ちゃんと調べていないが、FocalLengthが焦点距離、FocalLengthIn35mmFormatが35mm換算焦点距離、LensModelがレンズ名。とりあえずその3つだけ追記している。
若干動きが怪しい(1枚目だけ2回処理される?)ことは分かっているが、まぁ動いているからよし。
どうでもいいが、複数の電子接点なしレンズを同時に使う場合は、レンズを交換するごとに地面とか空に向けて雑にシャッターを切っておくと、あとで見て「ここでレンズ交換した」ということは分かる。
カメラ名とかISO感度とかも記録するようにちょっと追加。なおF値やSSや撮影日時は覚えていないので追加できない。
@echo off
set exiftool=D:\Tools\exiftool\exiftool.exe
for %%A in (*.jpg) do %exiftool% -exif:FocalLength=50 -exif:FocalLengthIn35mmFormat=50 -exif:LensModel="Planar T* 1.4/50 ZF.2" -exif:Make="Nikon" -exif:Model="FE2" -exif:ISO="400" "%%A" -overwrite_original