GFX100RFのカタログをもらってきた。これは「GFX100RFを構えた人物の写真」であって、「この写真をGFX100RFで撮った」などとはどこにも書かれていないが、絶対にGFX100RFでは撮れない写真だよなぁ。
でもこのカタログで1枚目の写真らしい写真(1~2ページ目は手とカメラが写っているだけ)なので、この3~4ページ目の写真がGFX100RFで撮った作例だと誤認する人がいてもおかしくない。優良誤認だ。ストックフォト問題再発だ。
一応擁護しておくと、後半の作例写真にはもれなく欄外にGFX100RFという文字とF値やSS、ISO感度、撮った写真家の名前などが書かれており、このカメラによる作例であることが分かるようになっている。対して、上記のページにはこのような記述はない。
揚げ足取り的に、写真の対角長(350mm)に対するボケのサイズ(25mm)、映っているGFX100RFの高さ(写真上は41mm、実物は90.4mm)に対する写真の縦の長さ(210mm)から、この写真を撮ったカメラ&レンズのスペックを推定した。
具体的なステップは、まずセンサーサイズと焦点距離を適当に仮定して、そのときに被写体がこのサイズで映るような撮影距離を計算して、その距離で背景がこれだけボケるようなF値を計算した。これをセンサーサイズと焦点距離ごとに何回か繰り返した。
GFX判で撮ったとしたら80mm F1.4か、110mm F1.8くらいである。・・・そんなレンズないな? もっと望遠か? 250mmならF3.5くらい・・・やっぱりないな。
FF判で撮ったとしたら、50mmだとF0.8以下だから無理だとして、85mm F1.2か135mm F1.8くらいである。・・・ありそうだがFF判という時点でフジじゃないな。口径食的にPlenaでもないな。
まぁこんな計算は多分に誤差を含むので、普通にレンズ交換式GFXにGF110mm F2なんじゃないかなぁ。知らんけど。
ともあれGFX100RFの35mm F4レンズで、デジタルテレコンの最望遠である80mm相当(FF換算63mmくらい)で撮ったとしたら、背景のボケのサイズ(径)は上の写真の1/7くらいとなる。ちなみに、なんと画素数は2000万画素弱も残る。すげぇ。
・・・計算合ってるかな?