Color-Skopar 28mm F2.8買った

 出物にご縁があれば・・・という宣言通り、ご縁があったので買った。1月に機材整理したときのポイントがまだたくさんあるので、全額ポイント払い。

 まぁ、それは望遠ズームを買うための資金だったのだが。

 Type IもType IIも在庫があって、悩んだ。スペック上はType Iの方が優れている点など一つもないのだが、狂っている方が楽しいと思ったのでType Iにした。値段はちょっとだけType Iの方が安い。

Type IType II
最短撮影距離70cm50cm
質量143g106g
ヘリコイド回転直進

 何年先かは分からないが、順当にいけばType Iの方が先にディスコンになるのだろうが、コシナユーザーは狂っているかもしれないので定かではない。将来Type IIだけディスコンになって、回転ヘリコイドのType Iを売り続けていたとしたら、笑ってしまうな。

 実際に最短70cmで使うのは厳しいので、ヘリコイド付きアダプターで運用する予定。ヘリコイド繰り出し量が4mmだと、元々の最短が70cm(Type I)なら計算上21.1cm、50cm(Type II)なら19.8cmまで寄れるはず。両者で大差ない。

 あれ? 無限遠ロックしておいて、普段からアダプター側のヘリコイドで操作すれば、直進するではないか・・・・・・いやいや、基本はレンズ本体の回転ヘリコイドを使ってこそのhentaiレンズだ。

 寄ればボケるけど、これでも確実に70cmよりは近づいて撮っている。最短70cmでは無理だわ。


 誤算としては、LM-EA9でAFもできるかなと思っていたが、フォーカシングレバーが干渉して付かなかった。そうか、だめなのか。


 なおAPO-Lanthar 28mm F2は確かにすごく気になっているが、Mマウント版もまだ参考出品段階だし、最近は後回しにされ気味なEマウント版がいつ出るかなんてさっぱり分からない。それを待つのも疲れるので、このColor-Skoparを買った。

 単焦点の28mmは久しぶりだなぁ。XF18mm F2を手放して以来、6年ぶりか。正確にはPENTAX 28mm F3.5を手放したのは去年だが、そちらは多分10年くらい使っていなかった。

 正直な話、28mm F2.8はEVFを拡大して見ても、どこにフォーカスが合っているのか、あんまり分からない。いや、正確に言うなら大体合っていることは分かるんだけど、ピントの山の頂点が精確には見えない。一眼レフで28mm F3.5はお手上げだったが、ミラーレスでもこれほどとは。・・・α7Cの限界なん?

 だいたい同じの画角&被写界深度のXF18mm F2ではそんな風に思った記憶がないのだが、まぁあのレンズのMFの苦行は、ピントが見えないとかいう以前の問題(フォーカスリング操作に対して、フォーカスの連動が悪い)だったし、そもそもAFだったし。


 何の根拠もない私の予想では、これから世の中では28mmレンズの再評価が始まるのではないかと思っている。

 Canonはカモメのパンケーキ28/2.8のみ、Nikonは26/2.8とキャラの被る28/2.8、Sonyは1段明るい28/2だが安物感が拭えない。PanasonicとSigma, Tamronは28mmをラインナップしていない。ライカはあるけど値付けが酷い。フジはXマウントにはあるけど、GFX用にはない。

 そこにコシナはZとEマウントにNokton 28/1.5を投入し、Mマウントには4本目の28mmとしてAPO-Lanthar 28/2までも用意してきた。コシナには何が見えているのだろう?


 しかし、28mmは難しいなぁ。楽しいけども。

 最後の2枚を除き、大きく見上げたり見下ろしたり、というTHE 広角レンズの構図をできる限り避けて撮ってきたが、ギブアップ。

 結局私には今のところ、あおりか、広角マクロの2つしか引き出しがないようだ。分かってはいたがちょっと凹む。

 とりあえず、今後はPlanar T* FE 50/1.4 ZAをメインとして持ち出すなら、このColor-Skoparをサブで持ち出すことだろう。


2025/3/9追記

 試しにフォーカスレバーのバネを外してみたら、LM-EA9に取り付けることができた。良い子はマネしないでね。AFも動くけど、上下左右とも中央1/3(つまりフレーム全体の1/9)くらいまでしか、まともにAFは動作しない。まぁ、これはほかのレンズでも同様。

 無限遠ロックしないので、絞りの操作がちょっと困難。いいけどさ。