カラスコ散歩

 約10年ぶりにダウンジャケットを買い替えたので、着心地を確かめに散歩に。

 さすがに10年も着ると、羽毛がへたっていたのだろう。新しいのはふんわりしていてとても良い。まぁ、ユニクロなんだけど。

 以前のはフードがないのが不満だった。なので今回はフードありのダウンジャケットにした。寒さ対策にもだけど、小雨の時とかにも便利。

 M11にColor-Skopar 50/2.2を付けて、首から下げて歩いているときの全能感。・・・全能感? やはりカメラはこれくらいのサイズがいい。私はこのColor-Skoparは、Summicron-M 50mmの本来あるべき姿、目指すべき姿そのものだと思うのだ。今のライカ純正レンズにはこのサイズ感、この軽さのレンズはない。

 私はこれまでカメラを首から下げることなんてほぼなかったのだが、なぜかM11は首から下げたくなる。まぁ、それは肩にかけていて、もし滑り落ちたら・・・という恐怖からくるものでもあるんだけど。

 最近思う事の一つとして、私はいつか小口径レンズを使いこなせる人になりたい。結局、大口径レンズは小口径レンズよりもイージーなのだ。見せたくない部分はぼかせばいいのだから。そしてボケはなだらかなグラデーションを生み、グラデーションは階調や立体感を生む。とってもイージーだ。

 小口径、もしくは大口径レンズでも絞った場合、そのボケ切っていない領域には、ぼかさずに見せるに値するものがなければならない。そうでなければ、ぼかした方が良いということになる。

 それは構図の自由度が下がるとも言えるかもしれないが、うまく使いこなせれば、そのマイナスをひっくり返すだけのプラスがきっとあるのだと思う。その域に達したい。

 M型ライカは幸いにして、小口径レンズであっても二重像でピントを合わせるので、一眼レフやミラーレスとは違い、ピントの山が見えづらいという欠点はない。

 このページに載せた写真は、多分どれもF2.2かF2.8だが、大口径レンズでの撮り方をしているだけだ。F2.2ならではの撮り方はしていないだろう。このレンズを小口径と呼ぶのも失礼な話ではあるが。

 ということで、ノクトン使いから、(ウルトロン使いは飛ばして)カラスコ使いへのクラスチェンジを目指そう。

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