コンデジはそこまで使ってこなかったかな、と思いつつも、結構あるのでちょっとだけ振り返ってみる。ほぼコンパクトじゃないけど。
Pentax Optio S
最初に買ったコンデジ。この頃はフィルムの一眼レフをメインに、サブにこいつを使っていた。超コンパクトでいいのだが、グリップは当然悪く、何度か地面に落下させて、裏蓋のヒンジは切れているし、レンズもわずかにずれている気がする。
いまだに手元にあるので、最近流行の平成レトロなデジカメ写真を撮ろうと思えば撮れるだろう。20年以上前のカメラだもんなぁ。
Pentax Optio S10
Optio Sは気に入って使っていたが、当時のデジカメは日進月歩。さすがに厳しくなってきたので、1000万画素のこいつに乗り換えた。これも長く持っていたが、メインのデジタル一眼レフと画質が違い過ぎて、あまり使用頻度は高くなかった。売却済み。
Sigma DP2X
みんなGR Digitalを使っていて面白くないな・・・という逆張りで、こいつを発売前から予約して買った。当時のGR Digitalの1/1.8型センサー(のちのGRはAPS-C)に対し、こいつはAPS-Cという大差。これまで超コンパクトなOptioシリーズを使ってきたのに、ここから一気に大柄なコンデジばかりになっていく。
なんていうか、すごくSigmaです。GRみたいに使いたかったが、全然無理だった。JPEGでは色飽和したところが蛍光グリーンとかガタガタのマゼンタとかになるカメラとかある? まぁ、三脚に載せてRAWで撮ればちゃんと写る。慣れてくると、そこそこの歩留まりは出せるようになっていった。しかしこういうカメラでうまく撮れない人は下手くそだ、っていう意見には私は同意しない。
DP2 Merrillを買ったときに売却した。
Pentax MX-1
Sigmaが使いにくかったので、Pentaxに戻ってきた。これも発売前から予約して購入。出荷ミスだとかで海外向けのモデルが届いてしまい、日本語メニューが選べなかった。限定50台のレア仕様だったらしい。1年後くらい放置していたが、その後メーカーに送ってアップデートされたので、今は日本語。
かなりよくまとまっていて、今でも使っている。ISO感度は800程度に抑えないとノイズリダクションでデジ臭い絵になるが、SigmaはISO200までなので雲泥の差。また開放F1.8って言っても1/1.7型センサーなので、ボケ量は35mm換算で広角端28mm F8.4、望遠端112mm F11.7相当・・・DP2X(40mm F4.6相当)よりもボケない。
真鍮製カバーはエージングが楽しくて、案の定やりすぎたが、まぁいいや。
Sigma DP2 Merrill
発売当初は高すぎて買う気にならなかったが、何年か後にここが底値だ!ってタイミングを完璧に見切って中古で買った。DP2Xよりははるかに、はるかに改善されている。AF, AE, AWB, レンズが沈胴じゃなくなった、JPEGの画質、モノクロ撮影時は液晶もモノクロになる・・・など。
三脚に載せて絞って、RAWでISO100で撮ればいい写真が撮れるんだけど、寒いところでスローシャッターを切っていると、30枚強で電池がなくなる。電池を4個持ち歩いて、なくなるたびに交換して、フィルム交換かよ、って思っていた。でも思ったよりも愛着がわいて、結構しっかり使った。
電子水準器を搭載していないのが不満だった。あと焦点距離は45mm相当なのに、1/100秒では像が止まらないグリップ。
せっかくのFOVEONだが、最後の方は大体モノクロで撮っていた。売却済み。
Fujifilm X100T
気になっていたX100Vが市場から消えて、X100Fも高騰を始めて、やべぇ、と思って確保した中古。中古ならではの安価で買えたのはいいんだけど、現役で使いたかったなぁ、なんで買わなかったんだろう。・・・当時は35mm相当の焦点距離に苦手意識があったからだろうなぁ。
私が昔使っていたX-E1よりは約1世代新しく、当時の不満点はほぼすべて解消されており、かなりいいカメラだと思う。OVFに電子水準器を重ねて表示できるのはちょっと驚いた。高感度も相当強い。クラシッククロームも使える。ジョイスティックはあった方が嬉しいが。
今はX100Vを買ったので、どう使い分けるか悩ましい。レンズは古いI型で描写が結構違うので、オールドレンズを使う感覚で使い分けるかなぁ。
Fujifilm X100V
奇跡的に安価で入手できた店頭展示品。転売屋ではなく、がっつり使いそうな私に売ることができたことを、店員さんが喜んでいたのが印象的。
しかし雰囲気がLeicaにそっくりで、X100Tでは感じなかった謎の罪悪感がある。でもまぁ、写りではLeicaと真っ向勝負できるとは思う。