新Otusは日本製のMFレンズだという噂を信じると、やはり引き続きコシナなのか?
噂のOtus 50/1.4のスペックを、現行のコシナの50mmレンズ(ただしMマウントなので、ちょっと不公平)と比べると以下のようになる。Noktonなどの属するラインをベースラインとすると、性能重視のAPO-Lantharは全長も重量もベースラインよりも上に位置する。
M→Eマウントで全長+10mm、重量+90gとしたとしても、OtusはAPO-Lantharの想定ライン(とても雑)の延長線上(APO-LantharをF1.4化を想定)よりは少し上に位置するように見える。どんな性能なんだろう?
APO-Lantharは解像は良いが口径食は大きめなので、もうちょっと頑張っているのだろうか。でもサイズ的には、AFだけど私の持っているPlanar T* FE 50/1.4 ZAよりは小さいので、口径食なし!というわけにはいかないのかな。
Otusは関係ないが、Nokton Vintage Line 50/1.5で変曲点があり、F値の割に小型軽量であることが分かる。興味を引くが、以前調べたときは描写があんまり好きではなかったんだよなぁ。
逆に言うとColor-Skopar 50/2.2は確かに小型軽量なんだけど、F値の割にはちょっとだけ大きくて重いので、性能はちょっとだけ良いのかもしれない。フリンジ出にくそうだし。
ついでに28mmと35mmも描いてみる。
Voigtlanderの28mmはどれも同じようなベースラインにいるようだ。この中から28mmを1本買うとすると・・・これは悩むやつだ。
28mmは今は1本も持っていないので、前からColor-Skopar 28/2.8は気になっているが、Type IIでも径がちょっと細い気がする。径はφ60±5mmくらい、全長は60mm以下(アダプター込み)、理想は40mm前後で、先細りではないのが好きだ。
EマウントのNokton 28/1.5もすごく良さそうなのだが、使用頻度の低い28mmに出すには高い。50mmレンズとともにサブで持ち出すイメージなので、そこまで本気な奴じゃなくていい。なのでColor-Skoparの出物と出会うご縁があれば。
35mmはAPO-Lantharとclassicとそれ以外(ベースライン)に分けた。最近発表されたColor-Skopar 35/3.5はベースラインの延長線上のように見える。
しかし私の大好きなNokton classic 35/1.4は本当に薄いな。それでいてあの性能と味、やはり文句ない。もう1本の大好きなNokton 35/1.2はこうやって見ると、割とデカくて重いな。許容範囲内だけど。
ベースラインを3焦点距離で重ねると、意外にも28mmが一番長くて重い。どうでもいいがNokton 50/1.2と35/1.2は全長、径、重量ともほぼ同じなんだなぁ。Nokton Vintageも50/1.5と35/1.5でほぼ近い。