Mマウントレンズはギリギリ付くが、厚さ的にマウントアダプターにヘリコイドは内蔵できないので、Mマウントレンズの最短撮影距離がそのままで、70cmとか90cmとかで困る。Mマウントレンズでもっと寄れたら、FFクロップモードをもっと使うだろうなぁ。
その代わり、一眼レフレンズを付けたとき、マウントアダプター(=無駄な筒)は結構薄くて済むのは良い。結果、比較的寄れる一眼レフレンズをよく使っている。
いわゆるカメラバッグの見た目が好きじゃないので、小さめの肩掛けカバンをよく使うが、いつものカバンに入らない。結構軽いけど、容赦なくでかい。だがまぁ、FFなのにもっとデカくて重いカメラが世の中にあることも事実。
電子水準器は基本的に左右の傾きしか表示されない。前後・左右も一時的には表示できるが、EVFを拡大して、シャッター半押しとかで戻ってきたら左右だけになっている。なんでやねん。前後も水平にしたい場合は、割り当てたカスタムボタンを押しなおすが、イマイチな操作性。
WBや露出をEVFに反映するように設定しているのに、EVFを覗いているときと、撮れた写真のAWBや露出が異なることがある。なんでやねん・・・。
EVFは割と広いけど、高精細ではない。拡大しなくてもほどほどにピントが見えるが、拡大してもあんまり詳細に見えない。
メカシャッターが結構激しく、がちゃん、と走る。基本は静かな電子先幕を使うけど、高速シャッターだとメカを使うからなぁ。
上面の常時表示の液晶で、パワーを入れずとも露出補正値やISOなどの設定を見ることはできるが、パワーを入れないと変更はできない。
Xシリーズと比較して、シャッタースピード、ISO、露出補正ダイヤルがなく、代わりにモードダイヤルがあったり、AF/MF切り替えスイッチが背面に来たり、明らかに操作性のポリシーが違う。別のメーカーのカメラかと思うレベル。なお、右肩(シャッターの手前)にボタンが二つあるのは便利。フィルムシミュレーションとWBを割り当てている。
とまぁ、不満を書き連ねたが、トータルとしては買って良かった。改善されれば嬉しいが、そうそう買い替えるカメラではないので、フルサイズがGFX並みの絵を出せるようになるのが先か、私のGFXが壊れるのが先か・・・それまで使い倒す予定。