本数削減という意味でもあるんだけど、本来の意味である再構築も考える。
防湿庫のこの段はパンパンに見えるけど、下の段はスカスカである。右の白いのは桃に巻いてあった緩衝材w
断捨離
XマウントとKマウント主体だった2年前とはずいぶん状況が変わったけど、悩んでいることは大体同じ。すなわち、レンズをもうちょっと減らしたい。2年前は33本だったようだが、今は25本。減ったことは減った。
カメラ趣味としてはほぼ上がりと言ってもいいライカに手を出したことで、いろいろ断捨離してもっとシンプルなカメラライフを送れるようになるんじゃないか、と模索している。高かったSummiluxの購入代もある程度回収したい。
Mマウントは、最低限35mmと50mmが1本ずつあれば、それで事足りる。
Sonyのαはもちろん引き続き使用するが、やはり棲み分けとしては主にAFレンズとなる。Eマウントは広角ズームと望遠ズーム、標準と中望遠の単焦点で計4本欲しい。これらは基本的には尖った癖玉ではなく、ニュートラルで汎用性の高いものがいい。物撮りやフィルムのデジタイズができるマクロも1本欲しい。
フィルムカメラFE2は一応まだ使う予定なので、Fマウントのレンズは1本残しておく。安物でいい。
表で示す
# | カメラ | 用途 | レンズ |
---|---|---|---|
1 | Sony FE | 超広角~中広角 (約21~35mm) | Tamron 20-40/2.8 Sigma 35/2 |
2 | Sony FE | 標準 | FA43/1.9 (K→E) Planar FE50/1.4 ZA APO-Lanthar 50/2 |
3 | Sony FE | 中望遠 | FA77/1.8 (K→E) Planar 85/1.4 ZA |
4 | Sony FE | 望遠~超望遠 (約100~300mm) | FE100/2.8 ズームレンズなし |
5 | Sony FE | マクロ | Micro-Nikkor 55/2.8 (F→E) |
6 | Leica M | 中広角 | Nokton 35/1.2 Nokton 35/1.4 |
7 | Leica M | 標準 | Nokton 50/1 Summilux-M 50 Color-Skopar 50/2.2 |
8 | Nikon F | フィルム用 | Nikkor 50/1.8 (Micro-Nikkor 55/2.8) |
9 | Sony FE | オールドレンズ | Summicron-Rなど6本 |
10 | Fuji X | 広角 | XF14/2.8 |
11 | Fuji X | 中広角~中望遠 | XF16-55/2.8 |
12 | Fuji X | 標準 | XF35/1.4 |
13 | Fuji X | 望遠 | XF90/2 |
用途ごとにレンズを当てはめると上表のようになる。1本で2役など兼任しない限りは、最小本数はこの枠数=8本(Xマウントとオールドレンズ枠は除いた)となるわけだが、実際には25本もある。
便利だからとか、必要だから使うのではない、好きだから使うのだ、というパターンもある。上表ではオレンジの網掛けで示した。これらは1枠で複数本あっても当面はリストラ対象とはしない。
水色の網掛けは、その枠に1本しかない(「AFは」や「ズームは」などの制約もあり)ので、とりあえず安泰というレンズ。ということで、何も網掛けされなかったレンズは、リストラ対象となりえるわけだ。なおXマウントの4本は訳あって対象外とする。

標準レンズ
やはり、というかαもMも標準レンズがダブついていることが分かる。もちろん同じ標準レンズ枠だからといって、それぞれ得手不得手があるわけで即、一番のお気に入り1本に絞るという決断はできない。使いながら手放しても後悔しなさそうか、価格変動を見つつ売り時はいつか、などを検討していこう。
必要性の薄いオールドレンズも5/6本が標準だ。オールドレンズは全部売ってもいいんだけど、売っても二束三文だから売らなくてもいいか、とも考えたり。
望遠 or 高倍率ズーム
減らすだけがリストラ(システムの再構築)じゃない、ということで残る課題は、枠の空いているαの望遠ズーム・・・って、また言ってるよ。Tamron 70-300mmとDC-Nikkor 135mm F2は買値より高く売れたので、M11召喚のための生贄に捧げてしまったのだ。
今度Sigmaから出る20-200mm F3.5-6.3は旅行用にいいだろうな。これでTamron 20-40mm F2.8を置き換えて、望遠ズーム枠も兼任させれば、総レンズ数を1本減らせる(望遠ズームを増やさなくて済む)。ハーフマクロなので物撮りはいけるかもしれないが、さすがにこれでフィルムのデジタイズをする気にはなれない。Micro-Nikkorは手放せないか。
でもTamron 20-40mmは小型軽量で、ズーム全域で全長がほぼ不変なのがいいし、40mm域ではF2.8とF5(Sigma 20-200の場合)で1.6段も差がある。そして2倍ズームと10倍ズームで性能が同等レベルのわけがないし、旅行で一番欲しいのは20~50mmなんだよなぁ。そして50mm域でF5.6はないわー。やっぱり20-40mm F2.8 + 50mm F1.4が最適解だ。
Sigma 20-200mmにかぶせてTamronが発表した25-200mm F2.8-5.6もすごそうだが、用途が違う(旅行用には広角が足りない)ので20-40mmから乗り替えるという選択はない。望遠ズームとして買い足しならありだが、それならTamron 50-300mm F4.5-6.3のほうかな。いや、25-200mmが出たらTamron 28-200mm F2.8-5.6がさらに暴落するかもしれないから、それを狙うのもありだ。良品5万円台前半とかになったら買いかなぁ。
Eマウントはレンズが豊富で贅沢な悩みである。
しかしTamronとSigmaがこうバチバチやりあっているのはかなり久しぶりな気がする。10年以上前はAPS-Cの18-200mmとか18-250mmとかでよく火の粉を散らしていた気がするが、ここしばらくはかなり路線が違っていたので。
M型で中望遠?
M型ライカで75mmとかの中望遠はどうなんだろう。ピントが合うんか?とかブライトフレームがちっこくて撮っていて楽しいんか?とか・・・。
今、Ultron 75/1.9が結構安くなっているんだよなぁ・・・。写りを見てもFA77mm F1.8 Limitedの面影を感じるし、球面だけで構成されたレンズ構成もちょっと似ており、何なら3枚目のメニスカスが凸凹ダブレットになりアポクロマートに配慮されている気もするし、最短も一眼レフ用のFA77よりも寄れて0.5mという。
このUltronは2か月くらい前にディスコンになったんだけど、人気はそこそこあった気がするので、そのうちII型が出るのかなぁ?とも思ったり。もしくは、色収差は出ないけどボケ味のためにいい感じに収差を残したAPO-Ultron 75/1.8とかどう?
でも私はライカでは1本の50mmだけで撮る人になりたいので、買わない。・・・もっと暴落したら考える。