LIGHT LENS LABは周八枚で知られる中国のレンズメーカーである。
LIGHT LENS LABはこれまで第1世代Summicron 35mmの八枚玉やエルカンの50/2など、希少なレンズのコピー品を出してきたが、今回それほど希少でもない第1世代Summicron-M 50mm固定鏡胴のコピーを発売した。周リジッドと呼んで欲しいらしい。
これとは別に、ガワだけSummicron-M 50/2固定鏡胴(リジッド)コピーで、光学系はクックのスピードパンクロのコピーというのも売っているので、とてもややこしい。名前も超ややこしい。どうにかしてほしい。
M 50mm f/2 Rigid(周リジッド)
M 50mm f/2 Rigid-SPII(周リジッドSP2)
どうせ偽物(コピー)だと開き直って、本物では超プレミアがついているブラックペイントのほうを選ぼうかとも思ったが、普通のシルバーにした。並品レベルで良かったらこの値段で本物が買えるやんけ、どうせ中華レンズならThypoch Simera 50/1.4のほうがええんちゃうん? とか思いながら・・・。
予約から約2か月、先日到着した。
そういや、オリジナルは絞りは1段ずつしかクリックがなかった気がするが、定かではない。F2.4でボケの輪郭が消えるので、半段ずつのクリックはとても有用。絞りの形状はオリジナル通り、ガタガタなので、点光源には向かないが。
私は以前、第1世代Summicron-M 50/2を2本買って良い方を残して使っていたが、そんなに使わないから売ってしまった。その時の記憶とこのレンズを比べると、このレンズの方が明らかに良い。古いレンズは程度、個体差が大きいからなぁ。やっぱりあの2本は外れだったのだろう。
私の持っていた2本は、もっと周辺が流れた。中央の解像度もこちらのほうが段違いに高い。オリジナルよりも滲む気がするが、それは私としてはウェルカムだ。
開放での玉ボケは輪郭に縁取りが出て、それは半段絞れば解消し、開放でも中央は結構シャープで、合焦位置の少し手前は滲む・・・という特性はなんかNOKTON classic 35/1.4 IIに似ている。これがF1.4ならまさに私の理想のクラシック風レンズとなっていたかもしれない。
オリジナルは1m(DRは0.48m)までしか寄れないが、このパチモンは0.7mまで寄れる。まぁ、どうせヘリコイド付きアダプターを使うんだが。
最短撮影距離といい、絞りのクリックといい、周八枚の頃のように完コピを目指すのではなく、色気を出してきている気がする。それがいいことか、悪いことかはさておき。
でもヘリコイドのスムーズさにはちょっと不満があり、私が持っていた2本はもっと良いフィールだった。サイズの割にすごく重く感じるのだが266g(カタログ値=実測値)で、私が持っていたDRの330g(眼鏡なしの実測値のメモだが、確かではない)よりはかなり軽いようだ。
付属のフードはとてもいい。これは気に入った。
1月に、あれこれ売ったときのあぶく銭で予約した。以前7本売って3本買ったと書いたが、正確にはこれを含めると4本買った。公式の早期予約のため、今量販店で予約販売中の値段よりはいくらか安かった。どうでもいいが、私が予約後しばらくすると焦点工房の商品ページが消えて、今もないのだが何故?
注文してから届く直前までは失敗したかなぁ、買わなきゃよかったかなぁ・・・と思っていたのだが、現物を見たら結構テンションが上がった。ライカのパチモン、としてではなく別物のレンズだという意識で使っていこうかな、と思う。
また飽きたら売るかもしれないが、まぁ高くは売れないだろうな。でもなんか、結構気に入りそうな予感もしている。
なお、ラージフォーマットセンサー云々と書かれていたので、一応GFXでも試してみたが、近距離(1mくらい)なら↓のようにほぼ蹴られないが、それ以上ではしっかり蹴られる。
