PENTAX MX買った

 この値段で完動品なら相場より安いし、確保しておくか・・・という感じでPentax MXのブラックを買ってみた。代わりにLXは売った。

右がMX(左上はジャンクME、左下は完動FE2)

 シャッターは幕が開いていることを目視確認。プリズム問題なし。電池室は綺麗。露出計動作OK、精度も問題なさそう。シャッターのロックも動作する。巻き上げ、巻き戻しもOK。外観に当たりなし。地金が見えているのはシャッター周りだけ。モルトは多少残っているけど、変えた方がいいかも。


 売ったジャンクLXの売上から差し引いても、飲み会2~3回分は残る。・・・そこは飲み会じゃなくて、フィルム(+現像+デジタイズ)3~4本分って言えよ。嘘でもいいから。

PENTAX MX-1とMX

 MX-1と並べてみたが、似ているような、そこまで似ていないような。MX-1は新品購入品だが、10年くらい前に紙やすりでエージングしたので真鍮の地金が見えている。普通に使っていてMXの地金がこのMX-1並みに見えることはないんだろうなぁ。MX-1のエージングは明らかにやりすぎた。反省している。


 上記の記事でMXをウォッチする、とは書いていたが、実際たまーにウォッチしていた。相場的にはシルバーの方が安い気がするし、別にブラックじゃなくてもよかったのだが、たまたまチャンスがあったのがこれだった。今所有しているFA43/1.9 Limitedもブラックだし、いいのでは。

FE2とMX

 LXも良かったけど、MXはかっこいいね。ちょっと驚くほど小型軽量で、操作性も良い。FE2よりも一回り小さい。やはりPentaxはそうでなくては。

PENTAX MX + smc PENTAX-M 40/2.8

 使うレンズは、見た目重視でパンケーキのM40/2.8もありだとは思うけど、やはり写り重視でFA43がいいな。FA77も使えるのがとても楽しみである。


シャッター速度簡易測定

α7CRで120fpsで動画撮影(左が先幕、右が後幕)

 α7CRで120fpsで動画撮影して、何フレームの間、シャッター幕が開いているかを計測。先幕も後幕も大体中央を通過するタイミングで測った。適当なので±1フレームくらいは計測誤差があるかもしれない。

設定SSと実測SS

 確認した1/2~1/30秒は問題なさそうである。露出は1/4段もずれていない。

 1/60秒に関しては、60Hzの現象を120Hzで計測していると考えると、サンプリング定理的にはぎりぎりOK・・・かもしれないが、計測誤差±1フレームでも莫大に振れるので、参考値程度だ。でも、ま、大丈夫だろ。

 それ以上の高速シャッターに関しては計測不能なので知らない。1/1000秒でも幕が開いていることは確認できている。

 シャッターが動作することは分かっていたが、スローガバナーの油切れなど低速シャッター精度不良はMXの持病の一つみたいなので、ちょっと心配していたが、これを見て安心した。高速シャッター側も幕は動いているのに、1/1000秒では一瞬も開かない、とかあるようだ。


 露出計は内蔵しているとはいえ、恥ずかしながら?マニュアル露出のフルメカニカル機は初めてである。Nikon FE2も露出計内蔵のマニュアル機っぽく使うことはできるけど。決定的な違いは電池が切れたり、電子回路が壊れたら、FE2は(1/250s以外では)シャッターを切ることすらできなくなることだ。

 FE2は私の思い出の品なので、割と高い金を払ってNikonに整備に出したが、MXは今のところ整備に出すつもりはない。壊れたらその時考えよう。

 モルトは交換したので、秋の紅葉の撮影に持ち出そう。フィルムはフジの200のネガ。

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