Planar雨散歩

 気が付くと、ZeissのレンズはSony製しか残っていなかった。西独、東独、京セラ、コシナのZeiss、全部売ってしまった。50/1.4と85/1.4が残っている。

 雨の中、α7CRにPlanar T* FE50/1.4 ZAを付けて持ち出す。以前ならSonnar T* FE55/1.8 ZAを持ち出すところだが、あれもM11の原資のために売ってしまったので、もうない。

 しばらくM11 + SUMMILUX-M 50/1.4が多かったから、こうバリアングルモニターでライブビュー&AF-Cトラッキングで撮ると、ちょっと感動する。

 雨の日はやっぱり防塵防滴+AFがいい。前玉に水滴がつかないよう、フードも付けるべきだ。で、このPlanar 50/1.4(+フード)はでかいので雨がよくかかるけど、防塵防滴だから大丈夫、というマッチポンプ。

 ・・・M11 + COLOR-SKOPAR 50/2.2くらいだと雨がかからないんじゃないか疑惑。まぁ、雨の日は傘を持つ関係上、AFがあったほうが快適だから仕方ない。

 でかいけど、本当に素晴らしいレンズだと思う。SUMMILUXもそうだけど、超優秀なのに無味無臭じゃない、個性がある。加えてこちらは口径食が少なく、絞りも円形を保つ。AFも静かで正確。

 私はSUMMILUXではほぼ開放で撮っているバカだが、このレンズはF1.8~F2.2あたりも多用する。この日の割合を調べてみると以下のようだった。なお、M11はF値が記録されないから、こういうのを後から見られないのが残念。

 F1.4~F1.8はボケの個性が残りつつも、私的にF1.8で周辺まで画質がそろう。F2.2でほぼ口径食がなくなるが、ボケの個性もほぼ消える。その辺を意図的に選んでいることが分かる。

 ただ、フードを付けると普段使いのカバンに入らない。でかすぎる。

 まぁ、本人以外にはSUMMILUXで撮ったかPlanarで撮ったかなんて、見分けがつかない誤差レベルであることは重々承知。同じ50mm F1.4で、最短は0.45mまで寄れるのも同じ。

 首からデジタルライカ、右肩にフィルムカメラ・・・な散歩も楽しいけど、雨の日はαに限る。

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