新しく買ったNokton 75/1.5だが、絞り開放で写してみると、二重像で合わせたのに対してちょっと後ピンだった。
1~2mくらいの撮影距離で5~10mm程度のずれだと思うが、結構でかい。これまで2本のLeicaレンズ、6本のコシナVoigtlanderレンズをM11で使ってきたが、距離計連動がずれているのは初だった。いろいろ悩みつつ、私はフォーカスシフトの可能性に思い至った。
検証のためにカメラを三脚に固定して、↑のような写真をF値だけ変えて撮ってみた。撮影距離はほぼ最短の0.7~0.8m。
私が適当に読み取ったピント位置を矢印で示している。6~7mm程度だが、絞るにつれてピントが奥に移動していく。F2.8とF4ではほぼ差はない。もし絞ったときにピントが合うようにレンズが調整されているのだとしたら、開放では距離計で合わせた位置よりも手前にピントが合うわけだ。・・・・・・あれ?逆だ!?
じゃあやっぱりレンズとボディの距離計の相性なのか。
対策としては、勘でピントを少し手前に送っておくか、ピントブラケットするか、ライブビューまたはビゾフレックスでしっかり合わせるか、のいずれかだろう。絞ると被写界深度は深まるが、ピントがさらに奥に移動するので、もうひとつ効果がないかも。・・・と、ここまで書いたところで以下の文章を思い出した。

・・・私も名人になるしかないか。
75mm F1.5というかなり薄いピントなので、ある程度は仕方ないのかも・・・と思いつつも諦めきれない。レンズ側の連動カムを見てみたら何となく仕組みは分かる気がするのだが、さすがにちょっとこれに触るのは嫌だ。
試しにレンズのカムにパーマセルテープを貼ってみたら、明らかに前ピンになった。パーマセルテープ1枚の何分の1かの精度が必要なわけだ。素人が手を出していい領域ではない。
・・・ということでもっと薄そうな別のテープを貼ってみたw

結果は・・・お!かなりマシになった。完全にジャストではないけれど、被写体距離1mあたりで1~2mm程度の前ピン。このテープでも厚すぎるんだな。でも、これくらいなら許せる気がする。テープが白いのが残念だが仕方ない。元が後ピンで良かった。前ピンなら処置なしだった。
愛用のダイソーのマスキングテープである。まだテープが半分以上残っているのに、予備に1本買ってある。テープカッターは無印。
ということで、下記の記事に載せたのは全て、この処置を行ったうえで二重像でピントを合わせて撮った写真だった。慎重にピントを合わせた写真は、おおむね合っていたと思う。
ただ、5m以内だとおおむね問題ないのだが、これ超えるとちょっと前ピンになる。レンズ上はピントリング回し切りで無限遠に合う(正常)が、距離計では少し手前に戻したところで合ってしまう(前ピン)。20m以上ならもう、無限遠に回し切って少し絞って撮るだろうから、10m前後が一番のネックだろう。
ちょっと様子を見て、やっぱり遠距離の前ピンが気になるようだったら、カムに貼ったテープの端を数mm?剥がそう。
ちなみに、私の想像(何も調べていないので本当に想像、というか妄想)では以下のようなことをすれば、距離計連動カムの調整ができるんじゃないかなぁ、と思っている。が、私は一切の責任を取らない。そして私ならやらない。普通のカニ目レンチだと切り欠き(三角形)と形が合わないんだよなぁ。専用工具が必要だと思う。

カムは1周で数mm高さが変わるような傾きを持っており、そのうちコロ(ボディ側)と接触するのは1/3周くらいなので、それをいくらか回して(ずらして)固定し直すことで、ある程度の調整が可能なんじゃないかな。知らんけど。




