2024年まとめ

 まだあと数日あるけど、今年のまとめ。

1. 今年のトピック

 2022年はマウント母艦α7Cに手を出し2023年は焦点距離35mmに目覚めた。では今年はというと・・・GFX(中判)に手を出したのと、フィルムを20年ぶりに撮ったことだろう。

GFX

 APS-C→FFの違いはボケ量だと思っているが、FF→GFXはその延長線上ではなかった。GFXを使うことで、「諧調」という表現を何となく理解した気がするが、できるようになった、とは言っていない。

GFX50S II + APO-LANTHAR 90/3.5

フィルム

 高いけどフィルムはまだいくらでも入手できる。そのうちフィルムがなくなる未来も来るかもしれないので、後悔しないように撮っておこうと思い、再開した。

 ここ12年はフジのフィルムシミュレーションを愛用しているが、いざ久々に撮ってみるとフィルムはやはり違う。フィルムの方がいい写真が撮れる、とは全く思わないが。

 今後しばらくは数本/年くらい撮ってもいいと思う。リバーサルを使うかは、年明けにVelviaの現像が上がってきてから考える。ネガは冷蔵庫にあと4本ストックがあるので、これは使いきろう。

Film

2. ボディ

 買ったのはFujifilm X100VGFX50S II。売ったのはPentax K-1とK-7、Fujifilm X100T、Sigma DP2Merrill。

 現役ボディはX-T5, GFX50S II, α7C, X100V, FE2の5台で、X100Vを除いてレンズ交換式だが、4台ともマウントが違うのはアホだとしか言いようがない。でもFマウントレンズは4台ともで使えるぜ。Fマウントレンズこそ資産! Kマウントレンズも資産!

 なお、一応持っているけど使っていないのはPentax ME(フィルム一眼レフ)とPentax MX-1(コンデジ)。

GFX50S II + smc FA77/1.8 Limited

(1) X-T5

  • 旅行、スポーツ、人物、動物などはAF&ズームのX-T5一択。
  • レンズ群は15mm相当から450mm相当まで広く浅くカバー。
  • XF35/1.4やXF90/2といった尖った単焦点レンズ群もあり趣味性もそこそこ。
X-T5 + NOKTON 23/1.2 SC X-mount
X-T5とX100Vのカバーエリア(広く浅く)

(2) α7C

  • FA LimitedやZeiss、NOKTONなど用の完全に趣味カメラ。
  • 散歩によく持ち出す。Sonnar 55/1.8で雨の日も行けるようになった。
  • フィルムシミュレーションではないニュートラルな色なので、フィルムのデジタイズや物撮りにも使う。
  • 主なレンズの焦点距離は31mmから77mmまで。(狭く深く)
α7C + NOKTON classic 35/1.4 II
α7Cのカバーエリア(狭く深く)

(3) GFX50S II

  • 諧調が特に優れており、色も明らかに最もよい。
  • でかいが、一眼レフ用レンズを付ける分にはそこまででもない。
  • 主なレンズは25mm相当から72mm相当まで。(狭く深く)
GFX50S II + HD FA43/1.9 Limited
GFX50S IIのカバーエリア(狭く、ほどほどに深く)

(4) X100V

  • とりあえずちょっと外出時に持っていくならこれ。
X100V

(5) FE2

  • 初めてのマイカメラ、30年近く前からの付き合いである。
  • 他にもあるけど、レンズは大体35/2か40/2か50/1.4の三択。
FE2 + Ai Nikkor 35/2 + Fujifilm 400

 奇しくもここに並べた各カメラによる5枚の写真は、すべてFF換算焦点距離35mmのレンズであった。

使用割合

ボディの使用割合

 GFXを買って、α7Cの使用頻度が下がるかと思ったが、そんなことはなかった。


3. レンズ

 20本以上手放した。今年増えた主なレンズは以下。

 レンズ27本とカメラ4台と双眼鏡2つで、以前と変わらず防湿庫はパンパンである。FE2 + ULTRON 40/2は外に出ている。本数だけなら以前の方がずっと多かったが、GF63/2.8やXF16-55/2.8、Makro-Planar 100/2.8など、巨大なレンズが増えたことが大きい。

パンパンの防湿庫

 上段はでかいレンズ(ズームや望遠)と双眼鏡、中段はその他のレンズ、下段はボディ(レンズは付けたまま)を保管している。まぁ、詰めればあと2, 3本くらいは入る。

使用割合

レンズの使用割合

 X100Vはレンズなのか、というのはさておき。XF70-300/4-5.6とXF90/2の望遠コンビが上位にいるが、この2本は高速AFで動きものを連射する傾向にあるから納得である。昨年トップだったNOKTON 35/1.4は、同35/1.2と出番を食い合って順位を落とした。また、これを見てNOKTON 50/1はもっと使わねば、と思う。高かったんだから。

 FA77/1.8 LimitedはHDとsmcを足せば3位だった。この19年間、毎年4~20%(平均10%)を撮っているので、これだけは使い込んでいる、と言える気がする。極めている、とはおこがましくて言えないけど。

 なお、Unknownはそれ以外のレンズ、というよりは、Exifにレンズ名を記録するのをさぼった写真がほとんどである。だいたい室内での試し撮りとか、出品するための物撮りとか、そういう捨ててもいいような写真ばかり。

4. 今年のベストバイ

 NOKTON 35/1.2 IIIかXF90/2かGFX50S IIかで迷う。一番、10年後も使ってそうなのはNOKTON 35/1.2かな。

 NOKTON 35/1.2を使っているとNOKTON classic 35/1.4が使いたくなり、35/1.4を使っていると35/1.2が使いたくなる。甘いのとしょっぱいのとで交互に、永遠に食べられる理論。

α7C + NOKTON 35/1.2 III

 XF90/2はこれまでのお気に入りレンズと競合せず、補完しあう関係であるというのが良い。フルサイズでNOKTON 35/1.4 & FA77/1.8を持ち出すパターンと、APS-CでXF35/1.4 & XF90/2を持ち出すパターンが完成した。・・・まぁXF56/1.2 APDの地位を脅かしている感は強いけど。

X-T5 + XF90/2

 GFX50S IIは買って良かったが、実はちょっと後悔しているのがGF63/2.8だろうか。そこそこ使っているし、光学性能は開放から周辺まで文句はないんだけど、とにかくでかくて、AFもアレなので、値段分の働きをさせられる気がしない。でもGF55/1.7とかと迷っていたことを考えると、これを買うことで被害(?)は最小限に食い止められたとは思う。まだ分からないけど、そのうち売る気がする。

 GFXにはAFは不要で、一眼レフレンズでMFするのが最高である、という結論を得た。

GFX50S II + GF63/2.8

5. 今年買ったゲーム

  • Palworld (Steam)
  • Hogwarts Legacy (Steam) クリア
  • Ghost of Tsushima (Steam)
  • ドラゴンクエストIII HD-2D (Switch) クリア

 この中ではホグワーツ・レガシーが一番面白かった。そして一番安かった。


6. 来年買いたいもの

  • レンズ一体型GFXの噂が出ているが、これは要らんなぁ。小型化したとしてもボケない広角の単焦点は魅力を感じない。クロップしようが明るくはならない。
  • もしX-E5, X-Pro5?が出たとしても、買わないだろうなぁ。Xシリーズは私の中では徐々に縮小していく方針。
  • 次世代Nintendo Switchは供給が安定していれば買う。
  • FF7 REBIRTHのSteam版は予約済み。
  • 車のナビのデータはそろそろ更新しよう。毎年、阪神高速で迷っている。