まだあと数日あるけど、今年のまとめ。
1. 今年のトピック
2022年はマウント母艦α7Cに手を出し、2023年は焦点距離35mmに目覚めた。では今年はというと・・・GFX(中判)に手を出したのと、フィルムを20年ぶりに撮ったことだろう。
GFX
APS-C→FFの違いはボケ量だと思っているが、FF→GFXはその延長線上ではなかった。GFXを使うことで、「諧調」という表現を何となく理解した気がするが、できるようになった、とは言っていない。
フィルム
高いけどフィルムはまだいくらでも入手できる。そのうちフィルムがなくなる未来も来るかもしれないので、後悔しないように撮っておこうと思い、再開した。
ここ12年はフジのフィルムシミュレーションを愛用しているが、いざ久々に撮ってみるとフィルムはやはり違う。フィルムの方がいい写真が撮れる、とは全く思わないが。
今後しばらくは数本/年くらい撮ってもいいと思う。リバーサルを使うかは、年明けにVelviaの現像が上がってきてから考える。ネガは冷蔵庫にあと4本ストックがあるので、これは使いきろう。
2. ボディ
買ったのはFujifilm X100VとGFX50S II。売ったのはPentax K-1とK-7、Fujifilm X100T、Sigma DP2Merrill。
現役ボディはX-T5, GFX50S II, α7C, X100V, FE2の5台で、X100Vを除いてレンズ交換式だが、4台ともマウントが違うのはアホだとしか言いようがない。でもFマウントレンズは4台ともで使えるぜ。Fマウントレンズこそ資産! Kマウントレンズも資産!
なお、一応持っているけど使っていないのはPentax ME(フィルム一眼レフ)とPentax MX-1(コンデジ)。
(1) X-T5
- 旅行、スポーツ、人物、動物などはAF&ズームのX-T5一択。
- レンズ群は15mm相当から450mm相当まで広く浅くカバー。
- XF35/1.4やXF90/2といった尖った単焦点レンズ群もあり趣味性もそこそこ。
(2) α7C
- FA LimitedやZeiss、NOKTONなど用の完全に趣味カメラ。
- 散歩によく持ち出す。Sonnar 55/1.8で雨の日も行けるようになった。
- フィルムシミュレーションではないニュートラルな色なので、フィルムのデジタイズや物撮りにも使う。
- 主なレンズの焦点距離は31mmから77mmまで。(狭く深く)
(3) GFX50S II
- 諧調が特に優れており、色も明らかに最もよい。
- でかいが、一眼レフ用レンズを付ける分にはそこまででもない。
- 主なレンズは25mm相当から72mm相当まで。(狭く深く)
(4) X100V
- とりあえずちょっと外出時に持っていくならこれ。
(5) FE2
- 初めてのマイカメラ、30年近く前からの付き合いである。
- 他にもあるけど、レンズは大体35/2か40/2か50/1.4の三択。
奇しくもここに並べた各カメラによる5枚の写真は、すべてFF換算焦点距離35mmのレンズであった。
使用割合
GFXを買って、α7Cの使用頻度が下がるかと思ったが、そんなことはなかった。
3. レンズ
20本以上手放した。今年増えた主なレンズは以下。
- NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM
- GF63mm F2.8 R WR
- NOKTON 23mm F1.2 Aspherical SC X-mount ~MapCamera 30th Edition~
- XF90mm F2 R LM WR
- Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
- ULTRON 40mm F2 Aspherical SL IIs
- CONTAX Planar T* 1.4/50 AEJ
レンズ27本とカメラ4台と双眼鏡2つで、以前と変わらず防湿庫はパンパンである。FE2 + ULTRON 40/2は外に出ている。本数だけなら以前の方がずっと多かったが、GF63/2.8やXF16-55/2.8、Makro-Planar 100/2.8など、巨大なレンズが増えたことが大きい。
上段はでかいレンズ(ズームや望遠)と双眼鏡、中段はその他のレンズ、下段はボディ(レンズは付けたまま)を保管している。まぁ、詰めればあと2, 3本くらいは入る。
使用割合
X100Vはレンズなのか、というのはさておき。XF70-300/4-5.6とXF90/2の望遠コンビが上位にいるが、この2本は高速AFで動きものを連射する傾向にあるから納得である。昨年トップだったNOKTON 35/1.4は、同35/1.2と出番を食い合って順位を落とした。また、これを見てNOKTON 50/1はもっと使わねば、と思う。高かったんだから。
FA77/1.8 LimitedはHDとsmcを足せば3位だった。この19年間、毎年4~20%(平均10%)を撮っているので、これだけは使い込んでいる、と言える気がする。極めている、とはおこがましくて言えないけど。
なお、Unknownはそれ以外のレンズ、というよりは、Exifにレンズ名を記録するのをさぼった写真がほとんどである。だいたい室内での試し撮りとか、出品するための物撮りとか、そういう捨ててもいいような写真ばかり。
4. 今年のベストバイ
NOKTON 35/1.2 IIIかXF90/2かGFX50S IIかで迷う。一番、10年後も使ってそうなのはNOKTON 35/1.2かな。
NOKTON 35/1.2を使っているとNOKTON classic 35/1.4が使いたくなり、35/1.4を使っていると35/1.2が使いたくなる。甘いのとしょっぱいのとで交互に、永遠に食べられる理論。
XF90/2はこれまでのお気に入りレンズと競合せず、補完しあう関係であるというのが良い。フルサイズでNOKTON 35/1.4 & FA77/1.8を持ち出すパターンと、APS-CでXF35/1.4 & XF90/2を持ち出すパターンが完成した。・・・まぁXF56/1.2 APDの地位を脅かしている感は強いけど。
GFX50S IIは買って良かったが、実はちょっと後悔しているのがGF63/2.8だろうか。そこそこ使っているし、光学性能は開放から周辺まで文句はないんだけど、とにかくでかくて、AFもアレなので、値段分の働きをさせられる気がしない。でもGF55/1.7とかと迷っていたことを考えると、これを買うことで被害(?)は最小限に食い止められたとは思う。まだ分からないけど、そのうち売る気がする。
GFXにはAFは不要で、一眼レフレンズでMFするのが最高である、という結論を得た。
5. 今年買ったゲーム
- Palworld (Steam)
- Hogwarts Legacy (Steam) クリア
- Ghost of Tsushima (Steam)
- ドラゴンクエストIII HD-2D (Switch) クリア
この中ではホグワーツ・レガシーが一番面白かった。そして一番安かった。
6. 来年買いたいもの
- レンズ一体型GFXの噂が出ているが、これは要らんなぁ。小型化したとしてもボケない広角の単焦点は魅力を感じない。クロップしようが明るくはならない。
- もしX-E5, X-Pro5?が出たとしても、買わないだろうなぁ。Xシリーズは私の中では徐々に縮小していく方針。
- 次世代Nintendo Switchは供給が安定していれば買う。
- FF7 REBIRTHのSteam版は予約済み。
- 車のナビのデータはそろそろ更新しよう。毎年、阪神高速で迷っている。