諧調の正体も分からないが、質感の正体も分からない。とりとめもなく、結論も出ず。
私の部屋のカーテンを撮っただけ。質感、英語で言ったらTexture?
私のヨレヨレのエコバッグを撮っただけ。でも質感を感じる。左に見切れているiPadはボケているのにソリッドな質感がある。
この割れたエッジの具合からも人間は質感を感じ取っているだろう。布じゃねぇな、プラスチックか?って。
しっとり濡れた木の幹と、同じく濡れて光る周りの金属。拡大しなくても分かるんだから、解像だけの問題ではないのだとは思う。金属はもちろんだが、この木も濡れているって分かるのは、やはりそのわずかな反射を感じ取っているのだろうか。
この写真からは地面などから雨の気配を感じるものの、この金属のベンチ自体が濡れているのか、金属の塗装ムラなのか、このサイズでは確信が持てない。
拡大すると、ああ濡れているのか、と分かる。やはり解像も無関係ではない。
GFXは質感表現に長けていると思う。今日の写真は全部GFX50S IIの撮って出し(リサイズのみ)。
また、ダメなレンズだと質感が出ないこともある。この濡れた壁面、濡れていない壁面の差は、色だけではない。忠実な諧調が、その質感を写しとっているのだろうか。
未知の物体なので、素材は何でできているのかよく分からないが、何となくわかる。質感とはそういうことだろう。
これもまた、拡大することでより分かるようになる。触らなくとも、触ったらこんな感じの表面なんだろうな、って想像できる。なんだ、結局は解像と諧調なのか?