旅行の写真の焦点距離分析2

 今回の旅行にはTamron 20-40/2.8とPlanar 50/1.4とFA77/1.8の3本を持って行った。

焦点距離分布

 前回同様、使用した焦点距離の分布を調べてみた。面倒なのでiPhoneは含んでおらず、すべてα7CR。

 レンズごとの割合では20-40mmが42%、50mmが40%、77mmが18%であった。単焦点2本が意外なほど多い。これは今回の旅行は私が単独行動している時間が比較的長かったことも影響しているだろう。人と一緒に行動しているときは、レンズ交換はせずにズームのみで撮影することが多いから。

 ズームの焦点距離で見ると、20, 24, 28, 35, 40の5か所に集中している。これはレンズに焦点距離指標が書かれている5点である。焦点距離を合わせてからファインダーを覗いており、ファインダーを覗きながらズームすることがほとんどない証拠と言える気がする。そしてこれも意外なことに28前後が多い。24前後は少なく、ほかは同レベル。


20mm

 20mmは十分広くて、これ以上は私には必要ないな。過去には広角端が15mmのレンズ(D FA15-30/2.8, XF10-24/4)を使っていたが、15mmあたりはすぐ飽きるし、ただ異常に広い、端の方が大きく引き伸ばされて気持ち悪いという印象を持つことが多く、結局21mm相当あたりで使うのだった。


24mm

 フィルム時代もデジタル一眼時代の大半も、最広角は24mm(相当)のレンズを使っていたのだが、なぜかあまりピンとこない焦点距離だ。最近は24mmスタートの標準ズームや高倍率ズームが増えているが、結構愛用者が多いのかなぁ。

 ただこのレンズは広角側の方がより寄れるので、テーブルフォトで使うケースは結構あった。


28mm

 なんとなく28mmに苦手意識があったが、結果として今回は、広角ズームの中では最も多く使った焦点距離だった。広角感はありつつも遠近感が誇張されず自然なので、使いやすい。人を端の方に入れても引き伸ばし感が少ない。


35mm

 当然ながら35mmは特にスナップに適す。とりあえず街を歩くとき、ズームリングは35mmにしておく。


40mm

 私にとって40mmはほとんど、標準レンズに付け替える時間や手間を惜しんでの選択だ。ちょっと消極的な選択だが、標準域までなんとかカバーしているというのはこのレンズの大きなメリットと言える。


50mm

 50mmで、しかもF1.4。その万能性はもはや言うまでもない。しかもこのレンズは高性能かつ味がある。クソでかい&重いのが難だが、このレンズをもっていかなかったら後悔するだろうと思い、頑張って持って行った。たくさん使ったので、その甲斐があった。


77mm

 正直に言えば、やはり焦点距離が50mmと近すぎた。85mmや100mmの方が良かったかもなぁとも思うが、そのどちらもでかくて重いんだよなぁ。そういう意味では77mmで良かったのかなぁ。

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