昔からある銘&スペックのレンズだが、買ったのは新品の現行品(SL IIs)である。
このページの作例はGFX50S IIで撮っているが、実際にはFE2で使う予定。
愛用のFA43mm F1.9と近いスペックで、FA43の全長27mmに対して、こちらは37.5mmとパンケーキとは言えないくらいの厚みがあるが、25cmまで寄れるのが素晴らしい。でも、フジX用のUltron 27mm F2はミラーレスで23.5mmの厚さにして、25cmまで寄れたりする。圧倒的だな。
ブラックリムの方が見た目は好きだが、どこも在庫切れで納期半年とかだった。仕方ないからシルバーリムにするかな・・・と思っていたところ、中堅どころのカメラショップでブラックリムを市場最安値で売っているのを見つけたので即断即決。私が買ったら在庫切れになっていた。
なぜかは知らないが、中古市場ではあまり玉を見ない。現行品だけどもう発売から7年経っていて、そろそろディスコンになってもおかしくないレンズだし、みんな手放さないのかな?
15年以上前から、身近に Ultron 40mm F2(初代)を使っている人がいたが、心の中ではありゃイマイチだな、ボケも周辺画質も良くなくて薄いだけだな、と思っていた。その印象もあって、Voigtlanderレンズは長らく敬遠していた。もちろん今は大好きなわけだが。
あれから2回くらいモデル(マイナー?)チェンジしており、このレンズはびっくりするくらい良くなっていた。ぜんぜん後ろボケがざわつかないではないか。
しかしこれは、変形ダブルガウス・・なのか? テッサーとガウスの中間的な?
GFXで使うと、画角とボケ量はざっくりFF換算32mm F1.6くらい。対角画角だと0.79倍、水平画角だと0.82倍だが、もう最近は面倒なので0.8倍することにしている。
よくある話だが、35mm F2と50mm F1.4を付け替えるのも面倒だし、これらはあんまり寄れないし、FE2にはUltron 40mm F2を付けっぱなしにするつもりだ。オールドNikkorオマージュな見た目なので、似合うに決まっている。昔の50mm F2っぽいバランス感になった。良い。
現状FE2で30枚くらいは撮っているが、作例は今のフィルムが終わって、現像してから。