ULTRON 75/1.9習熟2

 有機物を撮るために、M11とセットで持ち出す。

 街中で、構えて1秒以内くらいにピントを合わせてシャッターを切るスナップでは、ピントを外しまくっていたM11 + ULTRON 75/1.9だが、じっくりとピントを合わせれば、大体は問題ない。

 試しにこの構図で、中央の白い縄にピントを合わせるようにして二重像で4枚、ライブビューで1枚撮った。結果は、二重像では4枚とも全滅、ライブビューで撮ったもの(上の写真)のみピントが合っていた。

 問題点は二つ。一つ目は単に二重像で合わせるには像が小さく、二重像が合っているのかよく見えない。二つ目は、特に無限遠に近い距離域では、ピントリングのわずかな回転に対して、ピント位置の変動が大きく、ちょうどのところに合わせる操作自体が難しい。

 結論。無限遠ではない遠景は難しい。

 日中でかつ有機物ならあるいは、と思ったが、やっぱりEVFの方が相性がいいな。やっぱり二重像で中望遠で滲むレンズは至難だった。

 こういうのは、ほどほどのF値があれば大体どんなレンズでもうまくいく。でもM11の画作りはやっぱり好きだな。なおWBは晴天固定なので、この色はAWBの特性ではない。

 紅葉を撮ってみたい。・・・α7CRで。

 全体的に何となく、思ったよりボケ量が小さいような印象を持っている。もうちょいボケるつもりで撮っていた。それはピントが柔らかく、ピント面と背景の分離がちょっと曖昧なためだろうか。

 大きなボケはこんな感じ。綺麗だけど、やっぱり普通、かな?

 やっぱりFA77/1.8 Limitedと比べてしまう。あれよりいい点もいくつかあるけれど、あっちほうがいい点も多い、というのが偽らざる感想か。

 車の上にカマキリ。

 紅葉なら二重像でも行ける気がするけど、紅葉までまだ1か月以上はありそうだから、次は絞って使ってみようかな。F2.8くらいでいいかな。

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