YASHICA FX-Dを買った記事のアクセスが多いんだけど、「買った」と書いているだけで何の情報もないページで皆失望していることだろう。せっかくなので目についた限りの情報をまとめた。
私は迷わず一番安いモデルを買ったが、スペックの比較表くらいまともに作れよ、とは思う。間違いがあるかもしれないが、私の理解をまとめた。300とS300はEVFと質量と色の違いのみなので、欄はまとめた。
モデル | FX-D 100 | FX-D 300 / S300 |
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EVF | × | FX-D 300: × FX-D S300: ○ (0.32インチ, 1.44Mドット 120fps, 視度調整あり) |
センサー | 13MP 1/3.06インチ ソニー IMX 458 | 50MP 1/1.56インチ メーカー不明CMOS |
レンズ | 光学ズーム3倍 3.45~10.50mm (FF換算25-76mm相当) F1.6-2.6 (デジタル手振れ補正) 最短 W: 0.5m / T: 1m フィルターは付かない? | 単焦点 5.68mm (FF換算24mm相当) F1.8 光学式3軸手振れ補正 最短撮影距離不明 フィルター径Φ49mm |
デジタルズーム | 4倍 | 2.5倍 (24, 35, 50, 60mm相当クロップ) |
静止画 | 4:3 / 16:9 JPG | 4:3 / 16:9 JPG / RAW (DNG) |
AF | ○ AF-Sのみ | ○ AF-S, AF-C(リアルタイムAF) |
MF | ○ | × |
シャッター | 1/8000~1秒 | 1/8000~7秒 |
ISO感度 | 100~3200 | 100~3200 |
ホットシュー | ○ | ○ |
マイク端子 | ○ Φ3.5mm | ○ Φ3.5mm |
Wi-Fi | ○ | ○ |
背面液晶 | →1軸フリップだった 640×480, 2.8インチ | →1軸フリップだった 640×480, 2.8インチ |
サイズ | 120 x 81 x 81mm | 120 x 81 x 81mm |
質量 | 406.8g | FX-D 300: 360g FX-D S300: 370g |
カラー | シルバーのみ | FX-D 300: シルバーのみ FX-D S300: ブラックのみ |
その他、共通の仕様。
- 巻き上げレバーを操作すると、フィルムシミュレーションモードに切り替わる。毎回巻き上げる必要がある。その際、巻き上げないと切れないのか、それともフィルムシミュレーションOFFで撮れるのかはよく分からない。
- フィルムシミュレーションは天面の左のダイヤルで切替。粒状感、ホワイトバランスシフト、彩度、コントラスト、シャープネス、色相などカスタマイズ可能。
- フィルムシミュレーションの種類は今後無償で追加されるかもしれない。
- 動画でもフィルムシミュレーションは使えるらしい。
- 充電はUSB-Cで、約3時間。バッテリー交換は可能だが、追加バッテリーの発売は先。
- 記録メディアはSD/ SDHC / SDXCで最大512GBまで。
- 防水ではない。
- マクロ撮影モードはない。
- 多重露出モードもない。ちょっと残念。
- (追記)バリアングル液晶じゃなく、1軸で180度展開するだけだった。
あと1か月ちょいで来るんだな。
フィルムカメラについて
最近また涼しくなってきたので、3か月ぶりくらいにフィルムでも撮り始めた。が、巻き上げフィールがなんかおかしい気がしたので、7枚撮った時点で一度フィルムを巻き戻して取り出して、再度入れ直して(室内でレンズキャップを付けて、1/4000秒で、ファインダーをパーマセルで覆って)9枚分空シャッターを切った。今度は普通のフィールで巻き上げられている。
パーフォレーションがうまく噛んでいなかったのかなぁ? それとも微妙に斜めになっていたのかなぁ? ちゃんとチェックしたんだけどなぁ。フィルムめんどくさい。まぁ多分、7枚目までもちゃんと撮れているやろ、とは思っている。

最近、ちょっとフィルムで多重露出をやってみたい気がしている。が、自分に多重露出のセンスがある気がしないので二の足を踏んでいる。多重露出でよく使う、レンズ前面に付けて画面の半分をマスキングできてぐるぐる回せるアレ、なんて言う名前なのか。・・・もう使っていない古いC-PLフィルター(回せるから)のガラスをぶち割って、自作するか?
あ、だめだ。使っていないC-PLは49mm径だった。52mm径のNikonレンズに付けたいのに。ステップダウンをわざわざ買うのもなんだかなぁ。
まぁ、まずはデジタルでやれよ、って話である。お手軽なX100Vでやってみるか。デジタルなら加算平均の多重露出の方が圧倒的に便利だけど、今後フィルムでやることを見越して、ただの加算で撮ってみよう。いろいろ失敗してみよう。