先日のX SummitでX-M5とXF16-55/2.8 IIが発表された。XF500/5.6は興味ゼロなのでスルー。
XF16-55/2.8 IIについて
XF16-50/2.8-4.8 | XF18-55/2.8-4 | XF16-55/2.8 | XF16-55/2.8 II | SIGMA 18-50/2.8 | |
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径 [mm] | φ65 | φ65 | φ83.8 | φ78.3 | φ65.4 |
長さ [mm] | 71.4 | 70.4~97.9 | 106~129.5 | 95~? | 74.5~? |
フィルター径 [mm] | φ58 | φ58 | φ77 | φ72 | φ55 |
質量 [g] | 240 | 310 | 655 | 410 | 290 |
最短距離 [mm] | 0.24 | 0.3 | 0.3(広角) 0.4(望遠) | 0.3 | 0.12 (広角端) |
比較してみると、確かにかなり小型軽量化している。「レンズが小さくなれば、あなたの世界は大きくなる」というコピーはとても良い。その調子で、ほかのレンズも小型化を期待している。
でも、I型の最大の不満点はサイズや解像度や色収差じゃなくて、寄れないこと、なんだよなぁ。「レンズは寄れるようになれば、私の世界は楽しくなる」のだ。
(訂正:テレ端はI型の40cm=0.16倍から、II型は30cm=0.21倍に寄れるようになっていた。ワイド側は30cmのまま。)
私にとってはXF16-50/2.8-4.8の方が魅力的だ。インナーズーム大好き。ま、標準ズームは買わないんだけどね。
X-M5について
デジカメWatchの記事で内蔵フラッシュ搭載という文字を見て、「え?どこどこ?どんなギミック?」って思っていたが、誤報だったか。ちっ。
見た目はとても良い。X-T5ユーザーとしては、冷静には全く要らないけど、欲しくなるレベル。
フジのXシリーズは、以前は人にお勧めできるカメラだったが、徐々にそして確実にコスパ的に優れているとは言えなくなっていった。今X-T5やX-T50を買うのなら、同価格帯の他社のフルサイズを買った方が幸せになれると思う。
そこに来て、こういうエントリー機を出すとは思っていなかった。絵作りはいつものフジクオリティだと思うので、これは久々に人にお勧めできるカメラが出て来たのではないだろうか?と期待している。触ってみないと分からんけど。
問題は似合うレンズが少ないことかな。XF27mmや18mmくらいしかなくね? 素直にキットズームのXC15-45を使う方が良いかもしれない。沈胴ズームは嫌いだけど。
S9とS18-40mm F4.5-6.3
最近のパナソニックは、F値は暗いけど小型軽量で描写は確かなレンズをよく出している印象がある。初期のレンズ群とは大違いだ。沈胴ズームは嫌いだけど、こういう路線は面白い気がしている。
このF値なら正直、他社のAPS-Cカメラを使っていても大差ないとは思うけど、フルサイズなのでカメラ本体はそのままに、スムーズに大口径レンズへステップアップできてしまうというのが、沼へのエントリーじゃないかろうか。
LUMIX S9のオレンジも可愛くて良い。でもS9はダイヤル、ボタンが少なすぎるよね・・・。
X-M5もだけど、ファインダーレスでスチル撮影もまぁ、今となればそんなに悪くはないと思っている。X-M1の頃は「はぁ?」って感じだったけど、今はAFもまともだからかね。もちろん基本は動画機だということは分かっている。
といいつつ、α7Cはやはり色がちょっとイマイチだから、その代わり(マウント母艦)となるフルサイズでファインダー搭載のフラットトップ型カメラがパナソニックから出たら、かなりぐらぐら来ると思う。今はまだα7Cがトータルでベストだと思うが。
何の脈絡もないが、写真はすべてX-T5 + XF90/2で撮ったもの。XF90/2は素晴らしい。